2021年入社

狩野 翔

まちづくり事業部 まちなかチーム

まちの人たちに、
一番共感する人でありたい
まちの人たちに、 一番共感する人でありたい

加和太建設のまちづくりの中核を担うまちづくり事業部。そこに所属する狩野翔さんは、まちづくりに携わりたいという熱意を持って、加和太建設に入社してきたといいます。三島のまちを盛り上げる事業支援プログラム「みしますきー」の中心人物でもある狩野さんに、まちづくりにかける想いを伺いました。

入社してから一番の「挑戦」となったお仕事について教えてください。

私が所属するまちづくり事業部は、三島駅・三島広小路駅・三嶋大社を結ぶ「まちなかエリア」を中心に、空き物件の利活用や築古物件のリノベーションなど、まちづくりに関わるさまざまな企画立案や開発事業に取り組んでいる部署です。

 

以前の私は、賃貸不動産の仲介店舗でお客さま対応などを行なっていたのですが、2023年の6月に現在の部署に異動しました。元々まちづくりをやりたいと思って加和太建設に入社したので、自分のやりたいことができるとワクワクしたのを覚えています。そんな私が異動して最初に携わったプロジェクトが「みしますきー」でした。

 

「みしますきー」は、三島というまちで新たに事業やお店を始めたい人に対し、加和太建設が伴走支援を行うプログラム。簡単に言うなら、三島で新たに事業を始めたい人を発掘・支援し、加和太建設が所有する物件を活用してもらおうという取り組みです。

 

私はみしますきーのWebサイト制作や、SNSアカウントやWebサイトからの情報発信、反響獲得に向けた各種施策の立案・実行などさまざまな業務を担いましたが、その中でも難しかったのが、プログラム参加者に対する伴走支援でした。
例えば三島のまちで「美容院をやりたい」「本屋をやりたい」といった人たちに対して、 事業をブラッシュアップするためのサポートを行うのが伴走支援です。まちづくりに憧れを抱いていたものの、まだ知識も経験も浅かった当時の私にとっては、挑戦とも言える仕事でした。

狩野さんは伴走役を務める上で、どのようなことを心がけていたのでしょうか?

まちの人たちのやりたいことに一番共感する人でありたい、ということです。プログラム参加者のみなさんは「自分たちの事業を絶対に成功させたい」という熱い想いを持っていますし、それを支援する私たちも「その事業が実現したら必ずまちのためになる」と信じている。だからこそ大切なのは、支援する私たちがまずは心からの共感を示すことだと思ったんです。

 

そうした伴走役であり、メンター的存在を務める上で重要なのは、事業をやりたい人たちのやる気やテンションを削がないことだとも思いました。三島というまちで何かをやりたい、チャレンジしたいという空気感や風土をつくっていくことが、まちの未来をつくることにもつながると信じて、プロジェクトに臨んでいましたね。
また、当事者としての熱量も非常に大切だとも感じました。「加和太建設が何か意識高いことをやろうとしているな〜」などと思われたら、地域の人たちと乖離してしまって、まちとの波長が合わなくなってしまう。重要なのは「みしますきーって誰のためのプログラムで、誰に届けたいものなんだっけ?」という思考に常に立ち返ること。自分も当事者として、このまちの一員として、地に足をつけてこのプロジェクトに取り組むことを意識していましたね。

「みしますきー」を通じて、自身の成長を実感したことはどんなことですか?

やることすべてが初めての体験だったので、本当にこのプロジェクトの全部が自分の成長につながったと感じています。実はみしますきーの手書きロゴも私の手で書いたのですが、上司から何度もチェックバックをもらって心が折れそうになりました(笑)。

 

私は筋トレが趣味なのですが、当時を振り返って感じるのが、筋トレと仕事はすごく似ているということ。筋肉は適切な負荷をかけることで成長するのですが、仕事も同じで、大変な仕事に取り組んでいる時はきついかもしれないけど、それを乗り越えてみると自分の視座がひとつ上がっているような感覚がある。自分に負荷を与えることで、できることが増えたり、見える景色が変わったりもする。みしますきーは、そういったことを学べたプロジェクトでもあります。

これからさらに、どんなまちづくりを行なっていきたいですか?

三島の人たちが、自分のまちを自慢できるようなまちにしていきたいです。もちろん、今も自慢できるようなまちではあるのですが、もっと地域外の人も含んだ幅広い人たちが「三島のここがいいんだよね」と言ってくれるようになったら、それは本当に魅力的で素敵なまちということだと思うんです。

 

みしますきーそのものはもちろん、みしますきーで形になった事業が、より注目を浴びるようになれば、 そういった魅力的で誇りを感じるまちづくりも実現できるのではないかと思います。個人的には自分が銭湯好きということもあり、この三島に温浴施設などもこれからつくれたらいいな、と考えています。

狩野 翔さん、ありがとうございました!

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